タイガー・ウッズ

本名、エルドリック・ウッズ。1975年12月30日生まれ。タイガーという名前は米陸軍の将校だった父が、戦友をしのんでつけたニックネーム。

ゴルフ史上、稀に見る才能を持つ。2歳からゴルフを始めたが、直ぐにその才能を認められ、テレビ（マイク・ダグラス・ショー）にも出演した。世界ジュニアでは6勝。15歳では米ジュニア・アマチュアで最年少で優勝。94年には最年少にして全米アマチュアに勝利すると、そこから3年連続してタイトルを維持した。

早くからジャック・ニクラウスが持つメジャー優勝回数を目標にしてやってきた。メジャー大会での優勝は：

マスターズ：97年、01年、02年、05年
全米オープン：00年、02年、08年
全英オープン：00年、05年、06年
全米プロ：99年、00年、06年、07年

96年にはPGAツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。97年、99年、00年、02年、05年、06年のPGAツアー賞金王獲得。

03年にはスウェーデン出身のモデルで元イェスパー・パーネビックの元でベビーシッターをしていたエリンと結婚した。

早くからブッチ・ハーモンについてレッスンを受けていたが、父の故アール・ウッズ氏が教えたことを忠実に守ってきた。マスターズで初優勝した時には当初パッティングにやや問題を抱えていたが、父からのアドバイスで調子を戻し、初のメジャータイトル獲得となった。

06年にはタイガー・ウッズ デザインというゴルフコースデザインを行う会社の設立を発表している。タイガー・ウッズはスタンフォード大学出身で成績もよかったという。後にタイガーは優勝賞金の管理なども自分でやりたかったと話している。

08年の全米オープン優勝でトリプルスラム（全てのメジャー大会を3度制覇）達成。大会はロッコ・メディエイトとのプレーオフを勝利で飾ったタイガー・ウッズだったが、大会前には医師から出場は控えた方が良いとのドクターストップがかかっていた。その膝の痛みに耐えての勝利だった。

09年、膝の手術を終えて復帰したタイガー・ウッズは復帰から3戦目に当たる、アーノルド・パーマー招待で67をマークし見事優勝した。同大会では6度目の優勝。ツアー通算66勝目となった。

PGAツアーに参戦した直後はミスショットで冷静さを一時的に失うような場面も見られたが、直ぐに集中力を取り戻せるところがタイガー・ウッズの強さでもある。メンタル面での強さという意味では他のプロを寄せ付けない。

2010年のマスターズは不倫スキャンダルを経ての復帰初戦となった。５ヵ月間のブランクがあるとは思えないプレーでイーグルを何度も奪うなど見せ場を作ったが、最終日は5つのボギーが響いて通算11アンダー。4位に終わった。

タイガー・ウッズのプロフィール

名前：Tiger Woods (タイガー・ウッズ )
出生地：米カリフォルニア州
プロ転向：1996年
ホームページ：http://www.tigerwoods.com/